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  • 2013.10.10 Thursday
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鉄火のいろは(1)

 鉄火のいろは、観てきました。

別にレポじゃないです。日記です。
日記のくせにストーリー覚えてる範囲で追ってしまったせいで、くっそ長くなりました。
文字数・・・大丈夫・・・?

「火消しの話」という前情報しか持たずに突入したため、多分こう、火事が起こってプァーッとなってウォーッとなって女の子がキャー助けてーみたいになって俺に任せろィ!・・・とか安い想像をしていたところ、開幕ブザーの代わりに8bitのファミコンぽいBGMが流れたので、インベーダー来るー?来るー?とか言ってました。

客席がインベーダーで、
火消しがこっちに向けて水鉄砲撃つんじゃない?とか。
そういやハンカチ必須ってね、言われたっけね、みたいな。

まあ、そんなはずなかった。

フタを開けてみれば戊辰戦争。
というか上野戦争のお話でした。



たぶんこれ。たぶん。
劇中に彰義隊って出てきたし。
ツルっとした頭の軍人が彰義隊、彰義隊って言ってたもの。


長く続いた徳川幕府を打ち負かし、
新政府として世を治める「官軍(薩長軍)」。

その官軍に、敵わないながらも一矢報いて徳川家への忠義を貫こうとする「彰義隊」の男たち。

兵力の差は歴然。圧倒的不利。
このままでは鎮圧戦にすらなりません。

ならば少しでも兵をかき集めようと、
「彰義隊」の頭である富樫氏は、江戸のあらくれ、火消し衆に目をつけます。

この富樫氏がさっき言った、頭が更地だった方です。

もうね、ここだけ一足お先に焼け跡っていうか。
火消し、間に合わなかったねっていうか。


そんな話だと思います!たぶん!
そんな話に見えました!たぶん!
歴史の話は苦手なの!私の教科書、織田信長とか全然原型なかったし!
完全にサイヤ人になってたし!
横に「オラ信長」って書いてあったし!


では、続きを読む、からどうぞ。
もちろん壮大なネタバレです。私の記憶による勝手な補完とかあって、
ネタじゃないものまでばれてるかもしんない。

DVDとかお買いになられる方は注意。

 ・
 ・


火消したちが熱く生きた時代から、数十年後。くらい?

絵師の月岡先生が居眠りをしています。
傍らには着物姿のおかっぱの女の子。
眠る月岡先生の鼻をくすぐって、へぇーーくしょい!!となって、それを聞きつけた編集者が「まだ出来てないんですか!」と怒鳴り込みに来ます。

「油うってないでさっさと絵を描いてください!!」
「まあまあ秋山君、もうすぐできるから・・・」
「絵師がそういう時はきまって真っ白なんですよ!ああもう!そんな本ばっかり読んでないで!!・・・それはなんですか?」


これかい?
これは―――


編集者が取り上げた古びた綴り。

それはかつて、ひと時だけ彼と過ごした、ある女の子の日記。
それを読み進める形で物語は始まります。


 ・
 ・



若き日の月岡は、上野の町で女の子に出会います。
名前は、ふじ。

ふじは月岡が有名絵師だとわかると、私を描いて!とせがみます。

一方月岡は、人を描かせれば血みどろ町を描かせれば壊滅状態、となかなかバイオレンスな魂をお持ちの様子。
ただの女の子なんかつまらん、といった様相ですが、走り描きで一枚描いてあげました。
絵をもらったふじは大喜び。


「先生、私のお願いを聞いてほしいんだ!」

何の義理があって、と振り払う月岡につきまとうふじ。

月岡「ええい放しなさい、もう宿に帰るんだから!」
ふじ「え?先生、ウチに泊まってるんだ?」
月岡「・・・なに?君はここの娘なのか?」

というようなやり取りがあって、月岡は結局ふじを振り切れないまま宿に戻ります。
そこは火消し衆から軍人、政府の人間まで様々な人々が出入りしていました。
彼らをもてなすための芸者達とかね。


で、まずは主役、火消し衆。
出てくるのは「れ組」「を組」のメンバーです。

もうこの人達、愚連隊。

すげーやんちゃ。めくるめく喧嘩三昧の日々。
とりわけ「れ組」のテツは短気で喧嘩っぱやい。
腕っぷしも強く、すぐ揉め事を起こす問題児の模様。

一方「を組」にも「四聖獣」とか名乗っちゃう4人組がいまして。
なんというかこう、ジャイアンジャイアンスネ夫ブタゴリラみたいな感じで、わざわざ独自のキメ台詞とキメポーズを持ってたりして、もうバカ満開。


を組「テツ!今日こそ決着つけてやっからな!」
を組「おれたちゃ”を組”の四聖獣!逃げるならいまのうちだぞ!」(キメポーズ)
テツ「ヘッ、てめえらが束になってこようが負けるかよ」
を組「言いやがったな!かかれー!」


・・・なんて台詞はありませんでしたが(もうちょっと火消しっぽかった)、そんな感じで毎日大騒ぎ。

するとテツの幼馴染、同じく火消しのツネが止めに来ます。


ツネ「テツ!やめろって!こないだ怒られたばっかりだろ!!」
テツ「んなこと言ったってよ、こいつらが仕掛けてくるんだから仕方ねえだろ!」
を組「ん?誰かと思えば纏持ちのツネか、お坊ちゃんはすっこんでな!」
ツネ「なんだとコラァ!!
テツ「お、ツネやるじゃねえか、俺たちゃ火消し、かかる火の粉は払わねえとなあ!!」


・・・という台詞だったかどうか知りませんが、とにかくあっという間にミイラ取りがミイラに。

ツネ君、もう全然、キレる若者。
ミイラ化する気、最初から満々。
むしろちょっと包帯巻きながら止めに来てる。


で。

「やめねえか!!!!」

・・・と、騒ぎを聞きつけた「れ組」の御頭、金太に全員怒鳴られていったん鎮火。

この金太、ツネ君の親父様であります。
だからツネ君はお坊ちゃんとか呼ばれてたわけですね。


そこへ穏やかなイケメン侍、ホトケの神谷様、登場。

「れ組」も「を組」も町を守る大事な役目があるのだから喧嘩せず仲良くやりなさい、みたいな事を述べるんです。迷惑かけた所には僕が謝っておくからってね。なんという菩薩
口では彼らを諌めながらも、なんか火消し衆がかわいくて仕方ない、みたいな表情でニコニコしてるの。
まさに地上に舞い降りた天使。

で、愚連隊どもも、この神谷様には一目置いてるみたいで、ちゃんと言う事聞くの。

神谷様は旗本だとか言ってたから身分的にも頭あがらないんでしょうが、それ以前にこの、優しくて器が大きくて、しょうもない俺達のこと面倒みてくれる神谷様大好き!って感じなの。神谷様「れ組」にも「を組」にもすごい慕われてるの。

微笑ましいです。いいよねこういう上司。


この宿場にはふじの他に、看板娘と呼ばれている糸ちゃんがいます。

この糸ちゃん、もうツネ君が大好き。
たまに一緒に出かけるときは取って置きのかんざしを飾ります。
が、まったく気持ちに気づかないツネ。
あの喧嘩屋のテツでさえ、「お前・・・」と複雑な視線を向けるほどに。

そんなドタバタの火消し衆と、若い3人の青い想い。
そんな日常のワンシーンの最中だったでしょうか。
誰かが言いました。


「あの娘が生きていれば・・・2人とも、いい看板娘になったろうにね」


・・・・・・・・・・・

ふじは、かつて上野の火事で亡くなった子でした。

テツもツネも、火消しとして、また幼馴染として、彼女を助けられなかった事が大きな傷となっているようでした。
ふじは既に死んでいると聞かされて仰天した月岡が「ふじならここにいる!」と言っても、「その名前を軽々しく出すな!!」と怒鳴られるばかりです。
ふじは、そんな二人を見て寂しそうに笑いながら、仕方ないよ、と首を振ります。

いや実際そんなんじゃなかったかもしれないけどね。
そういう空気だったって話です。




一方、宿場では。

打倒新政府の思いに胸を焦がす「彰義隊」の富樫氏と神谷様が会っていました。
「彰義隊」に火消し衆を加えたい、という相談のようでした。

なんとしても大恩ある徳川家のために、一花咲かせたいのだ、と。
町人や火消し衆たちもそれを望んでいるはずだ、と。
もう一度、戦いを仕掛けるぞ、と。


じっと黙って聞いていた神谷様。

富樫氏に向かって、恭しく、深々と頭を垂れました。
そして、まったく予想もしていなかった答えを口にします。

「彰義隊を、解散していただきたい・・・!」


もうね、富樫氏は激怒


貴様には聞こえないのか!!
徳川様の悲鳴が!!最期の断末魔が!!
あれを聞いてなお、刀を抜かぬと言うのか!!!
貴様の忠義は死んだのか!!!


みたいな。
再三ですがこういう台詞じゃないですよ。
ニュアンスの話ですよ。


神谷様はその言葉を全身で受け止めるように瞑目して、顔を上げます。


わたくしにも聞こえます。
されど、わたくしには、戦火に巻き込まれる人々の悲鳴も聞こえるのです。
ようやく手にした平和、それを奪ってはなりません。
彼らを戦いに巻き込んではなりません。

あなた方が義の為と集うならば、政府も黙ってはおりますまい。
この上野がまた火の海になる前に、どうか、解散していただきたい――



台詞(略)

この時の神谷様がね、いま思い返しても本当に素敵でした。

記憶力ないせいで台詞は全部捏造してますけども。
「解散して頂きたい・・・!」の静かな叫びは強く胸に刺さっています。


もう誰にも、血を流させたくないと。
それは目の前の富樫氏とて例外ではなく。


本当は戦いに行きたいんですよ、神谷様は。
徳川家の忠臣として生きてきた彼です。
主君の為の刃は彼の中にも確かにあるはずなのです。

はずなのです、っていうか劇中で言ってたしな。
側近なのか世話役なのか妻的な何かなのか、いつも一緒に居る縫って女性にだけはぽつりとこぼしてた。
「縫、本当は、私も行きたい」


けどそれをぐっと飲み込んで、富樫氏にも、何とか、何とかその刃おさめてくれないかと頭を下げるのです。

ああああああもう!もう!!
カッコイイ!!神谷様あああ!!
涙が出るほど潔く男らしい、士の姿。



けれど富樫氏は解散を受け入れず、2人は決別します。
「彰義隊」は、志願した者は入隊できるというところに落ち着きました。

「を組」の4バカは志願しました。
「れ組」のツネ、テツ、金太、そして神谷様は志願しませんでした。


 ・
 ・


ここまで書いてて思うじゃないですか。

このお話ね、心底嫌な奴って1人もいないんです
やがて起こってしまう戦争も、誰が悪いわけでもなくて。

それぞれが曲がらない心で突き進んだ結果、ぶつかって折れてしまうような。
富樫氏も、神谷様も、もっと曲がったら、曲げることのできる心を持っていたらよかったのに。信念というものはそうもいかないですよね。
「お前のせいだ」と言える奴がいて、そいつが死んで溜飲が下がる、そういう話じゃなかったです。


富樫氏の側近にしたってね、神谷様は上司の申し出を最悪な形で断ったんですよ。

富樫が仲間にしたそうにこちらをみている!ってやってるのに
断るどころか斬りかかってきた、モンスター爺さんの家爆破された、そういう世界ですよ。


なのに「神谷様を外までお送りしてきます」って言うの。

たぶんこの人もきっと神谷様のこと好きだったの。
だから袂を分かっても、礼を尽くそうとするの。
したら富樫氏も、そんな側近を怒ったりしないでちゃんと見送りに行かせてやるの。
彼だって神谷様を逆恨みしたりはしてないの。

道が違うだけ。ちゃんと認めてる。


皆まっすぐな心意気を持ったいい奴らなんです。

だからこそ辛いわあああ!!!
うう・・・・


 ・
 ・

文字数やっぱだめだった!続く!


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  • 2013.10.10 Thursday
  • 19:15
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