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  • 2013.10.10 Thursday
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鉄火のいろは(2)

3万文字かけるって書いてあったのに ジュゲムブログめ!

というわけで続きです。

不穏な空気が渦巻く中、ついに事件が起こりました。
彰義隊の動きを見とがめた政府(薩長)軍が、神谷様暗殺を仕掛けるのです。


神谷様あんなに断ったのに!!
むしろ地べたに額つけてまで彰義隊の解散を望んだのに!
首謀者だと思われてたーー!!!

…のか、神谷が彰義隊についたら面倒だ、今のうちに消しておこう、だったかもしれません。
ちょっと忘れた。
神谷様が「フー ンそういうことか」みたいな台詞言ってたけど忘れた。


でもね、なんか、
神谷様すげえ強いみたいな事言ってた。誰か。
背格好からして新撰組で言うと沖田ってイメージ持ってた。
いつの間にか。


武家のご出身(お金持ち)、剣の実力は随一、誰に対しても優しくて、守るものを見失わず、人望も厚いってどれだけミスターパーフェクトだよ!!
神様!!これでは神谷様が恵まれすぎています!!(1月ぶり2回目)


だからね、蹴散らすと思ってたよ。
刺客は、たった4人だったから。
神谷様はやれやれみたいに剣を抜いてたけど、余裕そうだったよ、そう見えたよ。
だから・・・大丈夫だと思ってた。
実際、普通に1対4で優勢だった。


けど、縫がーー!!


もう私、ムスカじゃない?ってくらい、縫がー縫がーっつって見てられなかったんですけど、気丈にも小太刀構えて刺客と戦ってた縫ちゃんがね、一瞬の隙をつかれてね、その瞬間、縫を抱きかかえるようにして飛び出してきた神谷様にね、神谷様にね、

・・・神谷様に、刀が。


神谷様は、斬られました。


テツとツネが助けに来てくれたんですけど、時、既に遅し。
後から思えば凄く悲しいシーンなんですが、観てた時には、ただショックでしたね。
ここで!!?って。

神様あああ!!!
神谷様の退場早すぎます!!!(涙


 ・
 ・


神谷様が星になってしまったあと。

神谷様を人一倍慕っていたツネは「彰義隊」に入る事を決意します。
テツは血相変えて止めにきます。

何考えてんだお前!!と。
俺達は火消しだろ!!と。
刀振り回すのが火消しの仕事じゃねえんだよ!!と。

でもツネは引きません。
神谷様の仇!!討ちたくねえのかよ!!!と。



これ、もし私が書いてたら役回りは逆だったように思います。

彰義隊に入るのはテツで、バカ野郎何考えてんだって止めに来るのがツネ。
ちなみに糸が惚れてるのもテツの方。
私ならそう書いてたと思う。
客観的に考えてもそちらの方が自然な流れに思える。
なので意外でしたね。

なんというか、テツがいきなり大人になってしまったように見えて。いや、いいんですけど。
そんなテツがめちゃかっこよく見えるんですけども。



結局、ツネの決意を変えられなかったテツは月岡に尋ねます。

「ふじは!まだふじはそこにいるのか!?あいつは何て言ってる!!」

 ・
 ・

この頃になると、月岡にもふじが見えたり見えなかったりがあったようです。
絵師である月岡はあくまで傍観者の立場を決め込んでいて、さあもっと派手にやってくれよ!いい絵が描けそうだ!!みたいな、ちょっと困った野次馬おじさんでしたので、むしろ、だからこそふじが見えていた、ふじの言葉が聞こえていたんじゃないかって考察もありました。


「死んだ者が生きている者に出来ることなんて無い」
それが月岡の考えでした。
うん、アンリマユですね


すぐ近くにいながら、そこで生きる人々に関わろうとしない月岡だからこそ、ふじが見えたのではないかと。

しかし、とばっちりで腕を斬られ、渦巻く思いに翻弄され、のめりこんでいくうち、ついに月岡も傍観者ではなくなっていきます。
彼が彼の意志でこの戦争に絡んでいくその時、もうふじの声は聞こえません。

 ・
 ・

ふじ「行かないでって言って!!!戦争になんか行っちゃだめ!!」
月岡「・・・・・・・」
ふじ「ねえ!!先生!!お願い!!行かないでって・・!!」
月岡「・・・行けってさ!!行って来いよってさあ!!!
ふじ・テツ「!!!」


そうして、月岡の口から出たふじの言葉に背中を押されたツネは、行ってしまいました。
ふじは半狂乱で泣き叫びます。

ふじ「・・・う、嘘つき!!!私、そんなこと言ってない!!」
月岡「行かせてやれよ!!幼馴染だろ!!」
ふじ「・・・!!!」


なんか、そんなやり取りがあったような。
これ、ちゃんと会話だったのか、月岡にはもうふじは見えないけど、ふじが何て言うかはわかっていて、裏切りったこともわかっていたから言ったのかわかりません。


最初に月岡にずっとおねだりしていた、ふじの願い。
自分の言葉を皆に伝えて欲しい」。

それを、月岡は、決定的な場面で、取り返しのつかないところで、違えたのでした。


 ・
 ・


ここから、彰義隊に入った男たちの、それぞれの別れが描かれます。

富樫氏と、彼を慕っていた芸者、小染との別れ。
ツネと金太、そして金太が娶った新妻アカネとの別れ。

金太は戦いには行きません。
火事場で死ねりゃ本望よと息巻いていたゴロツキの大将も、守るものを見つけました。
新妻のアカネさんは芯が強くてあったかい、素敵な女性でしてね。
いわゆる「コブ」であるツネのこと、ちゃんと大好きで大事に思っているんです。

いよいよという日、涙を堪えてツネに切り火を切りました。
そうしてツネの背を見送って。

「…本当の母親だったら、泣いて縋ったのかしらね…」
「…本当の父親がこんなんだからな、わかりゃしねえさ」



一方、富樫氏と小染。

この小染、あれだから。
めちゃくちゃ由美さんだから。
富樫氏、志々雄真実だから。
そういうペアだったから。

甘えてみせたりもするものの、男の戦いに口も手も出さない。
自分の気持ちを差し挟むことも絶対にしない。
女には女の戦いがある、そう信じ、そう行動する。

すぐまたお店に来るんでしょう?
帰ってきたら、また一献、期待せずに待っていますって、艶やかに笑ってね。
ツネガーツネガーってピーピー泣く糸に対して腹を括れと啖呵をきって。
自分だって胸が潰れるほど辛いのに、涙は傘で隠してさ。

なんて素敵なの、小染姐さんんんん!!!!


富樫氏、だめだよ、この人を残して逝くなんてダメだよー!!!
敵わない戦争に挑むくらいなら、この人攫って逃げてどこかの土地で幸せになってよ!!!
守れなかったものの無念を晴らすより、いまそこにいる人を守ってあげて!!


マッケンジーさんも言ってたよ!!!
命と換えられるものなんて、何一つ、ありはしないものだ、ってーー!!


うっ・・・うわああああんん!!!!


まあそういうね。

見送りのシーンはどっちも堪えました。
化粧がー化粧がーってすんでのところで涙止めてたんですが、もうぷるっぷるしてた。水滴が。目の上で。

 ・
 ・

場面が現代に一瞬戻り、この戦争の顛末を語ります。

政府軍はアームストロング砲をはじめ様々な兵器を投入してきました。
その結果、彰義隊はたった5時間で敗北したそうです。
戦いにもならなかった。ただ抗えない武力に一掃されただけ。

 ・
 ・


続く銃声に、倒され、弾かれ、転げまわる彰義隊のメンバーたち。

富樫氏も、その側近も、なすすべもなく地を這って。
意気揚々と隊に加わった「を組」の4バカもね、凶弾に全身を撃ちぬかれ、立てなくなって、ボロ雑巾みたいになりながらお互いを支えて立ち上がって、俺達は「を組」の四聖獣!!って最期に吠えた。


ここ!!!

私が一番悲しかったの、多分ここです。
ここで崩壊した。堤防、決壊。
湧き出てくる涙、とどめられなかった。
涙腺が「もうだめだー!!引けー!引けー!!」って言ってた。


もうやめてくれ・・・やめてくれよ・・・
辛すぎるよおおお・・・!!


こういうバカ達は死んじゃいけないんですよ!!!
こういうバカ達が将来いい親父になるんですよ!!!
ジャイアンは!ジャイアンは死んじゃいけないんですよ!!!


こういうのに限ってさ、おっかさんとか凄いいい人だったりするんですよ!!
彰義隊って反乱軍だから首とか晒されたりするわけでしょ?こんなバカでかわいくてでもバカな息子がさ、勢いで戦争に参加して、首だけになって帰ってくるとかさ・・・もう・・・もう・・・!!!

あとさあ!お前らが死んだら、またテツが残されてしまうじゃないか!!
お前らは!生きて落ち延びて!なんならちょっと五体どっかは失ってもいいよ!それでも生きて!!「あの頃は俺達もバカやったもんだよなあ」なんて、大人になったテツと酒飲んでやったりして欲しいんですよ私としては!!


やだあああああ!!!
死んじゃやだあああああああ!!!!!


まあ、でもね、こちらの願い虚しくね、
あっけなく散ってしまいました。


もうこの時点で私、劇場出て行きたかった。

展開に不満なんじゃ全然ないですよ。
むしろ当たり前だよ。こうなるよ。こうなるって言ってたよ皆。知ってた。
今際の際の演技も、私は見事だったと思いますよ。
胸が張り裂けるかと思ったもの。

そうじゃなくてもう、どっか外に出て、思いっきり声上げて泣きたい。
そんな感じ。


ていうか、これ以降を見るのが怖いの!!

だって、まだ・・・彰義隊には・・・ツネが。


この上ツネの最期なんか見たら、私、つられてちょっと死ぬかもしれない。
ツネ・・・!!お前は生き残って・・・!!!


つづく

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  • 2013.10.10 Thursday
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